千葉小4女児死亡「糸満市に直接の責任ない」 糸満市長が議会で答弁


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上原昭市長

 【糸満】千葉県野田市立小4年の女児(10)が自宅浴室で死亡した事件で、一家が以前暮らしていた沖縄県糸満市の上原昭市長は19日の市議会一般質問で「千葉の事件については直接は市の責任はないものと思っている。(当時の)市の対応に問題があったかについては、検証を進めている協議会で明らかにされる事実関係を踏まえて判断する」との考えを明らかにした。浦崎暁氏(共産)から市の責任と謝罪について聞かれ、答えた。

 現時点での謝罪について上原市長は「事実関係が明らかでない中で謝罪することになるので、市にとっても市民にとってもいいことではないと思う」と述べた。

 市の対応を検証している市要保護児童対策地域協議会の代表者会議と実務者会議について、神谷和男福祉部長が、市と市教育委員会の職員が検証作業の会議に参加していないことを明らかにした。