沖縄ファミリーマートは20日、宜野湾市のラグナガーデンホテルで2019春夏商品セミナーを開き、4月中旬ごろにスタッフ向けの福利厚生サービスとしてアプリの「ファミンチュ」を始めることなどを発表した。人手不足に対応し、人材を確保する狙いがある。
ファミンチュは、離島を含めた県内の飲食店やガソリンスタンドなどで優遇が受けられるサービスで、加盟店1店ごとに16人分のIDを沖縄ファミリーマートが付与する。16人を超える分は加盟店が料金を支払ってスタッフに与えることもできる。100社近くと提携する予定で、今後さらに増える可能性もある。
求人コマーシャルを21日からリニューアルする。テレビCM10本とラジオCM1本を始める。ネパール人向けに、10本のうち3本はネパール語の字幕付きで「ファミリーマートで働こう」と呼び掛ける。店舗への聞き取りで得た実話を基に構成しているという。
野﨑真人社長は、7月にセブン―イレブン沖縄が県内に進出することに触れ、「特別なことをするのではなく、凡事徹底を行動指針として、当たり前のことをしっかりやっていく」と話した。
7月に全国のファミリーマートで一斉にキャッシュレス決済の「ファミペイ」を導入することも発表した。