沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の平良朝敬会長らは20日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、高速船事業導入や交通ターミナル整備などを盛り込んだ「北部観光振興プロジェクト」の提言書を手渡した。富川副知事は「観光資源があるのは北部だ。しっかりと受け止め、実現に向けて努力したい」と応じた。
プロジェクトでは、観光客の移動時間短縮のため、那覇港クルーズバースと本部町の旧EXPO港を結ぶ高速船の運航、本部半島の旧上本部飛行場への交通ターミナル整備、自然環境への負荷を可能な限り抑えて観光客の導線を確保するためのロープウエー導入などを盛り込んでいる。
平良会長は「滞在日数が延び、宿泊も増える。有効な取り組みになる」と協力を求めた。