沖縄県今帰仁村でジュゴンの死骸が見つかったことを受け、ジュゴン保護キャンペーンセンターと日本自然保護協会は21日までに、名護市辺野古沖の埋め立て工事を中止するよう求める緊急声明と意見書をそれぞれ発表した。
県内沿岸で確認されている残りのジュゴン2頭の行方が分からなくなっているため、工事を止めるべきだと訴えた。
ジュゴン保護キャンペーンセンターは「辺野古埋め立て工事が始まってから、ジュゴンに影響が出ている」と指摘した。
日本自然保護協会はジュゴンが餌場とする海草藻場の重要性に触れ、辺野古新基地建設について「一切の作業を即時中断し、ジュゴンを保護することを強く求める」と訴えた。