辺野古の土砂搬出 本部港使用を許可


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【本部】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設を巡って、本部町は29日、辺野古への土砂搬出を担当する業者に本部港塩川地区の使用を許可することを決めた。許可は4月1日から1カ月間。同地区が使用可能な状態となり、沖縄防衛局は早ければ4月1日から辺野古沿岸の埋め立て区域に向けて本部港からも土砂の運び出しを始める。

 平良武康町長は琉球新報の取材に「行政の立場として法律、制度、仕組みの中で対応しないといけない」と述べた。

 防衛局は昨年12月の埋め立て開始時に名護市安和の琉球セメント桟橋を土砂搬出のために使用したが、同局は塩川地区と並行して今後も安和桟橋を使用する考えで、辺野古への土砂搬出の加速を図る構えだ。