金武バイパス5・6キロ全線開通 中川―浜田結ぶ


この記事を書いた人 大森 茂夫
テープカットで開通を祝う関係者ら=30日、金武町の国道329号金武バイパス

 【金武】金武町の金武中川と金武浜田を結ぶ国道329号金武バイパス(5・6キロ)が30日、全線開通した。北部国道事務所と町は同日、特設会場で開通式を開き、約90人が開通を祝った。

 金武バイパスは交通安全の確保や幹線道路としての機能向上などを目的に1991年度に事業化した。95年度に着工し、2012年度までに計3キロが開通した。事業費は194億円。30日に金武中川―金武島兼原間の2・6キロが開通し、全線開通となった。

 開通式で金武町の仲間一町長は「開通で交流人口が促進される。町発展の起爆剤につながることを期待する」と喜んだ。北部国道事務所の崎間斉所長は事業経過を報告し「今後も金武町をはじめ、北部の道路事業を進めたい」と述べた。

 同日午後3時の供用開始前に車道を歩く歩き初めもあり、町民や関係者が田園風景などを楽しんでいた。