はしか患者が沖縄本島と宮古島を移動 県「体調の悪い人は外出控えて」


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 沖縄県地域保健課は11日、40代男性の麻疹(ましん)(はしか)患者(東京都)が3月25日に来県し、29日まで沖縄本島と宮古島を移動していたと発表した。接触者は感染し19日までに発症する恐れがあるとして、体調の悪い人は外出を控え、マスクを着用するよう呼び掛けている。医療機関を受診する際も公共交通機関の利用をできる限り避けるよう求めている。

 患者は25日に羽田空港から那覇空港にJAL913便で移動。27日に那覇空港から宮古島空港へJTA559便で移動した。29日に宮古島から那覇(JTA556便)、那覇から羽田(JAL906便)へ移動した。県は、患者の利用が確認されたホテルや飲食店などについては、保健所が感染拡大防止のための指導をしているとして公表しなかった。

 判明している接触者については保健所が健康状態を観察し拡大防止に努めている。現在、県内ではしか患者の発生は確認されていない。

 県内では昨年3月、はしか感染が確認され、全県的に流行した。6月に県が終息を宣言した。