沖縄県内最大級の物流センターとなる那覇港総合物流センターの完成記念式典が25日、那覇市港町の同センター敷地内で開かれた。5月5日に本格稼働する。那覇港管理組合が施設を整備し、代表企業の琉球海運ほか構成企業3社、協力企業8社が運営を担う。
3階建てで、貨物の積み替えや検査、混載を行うほか、冷凍や冷蔵、ドライなど低温保管もできる。敷地面積は約2万6千平方メートル、延べ床面積は約4万6千平方メートル。
流通加工にも対応し、仕入れた原料や部品などをセンターで加工することで日本製の高付加価値貨物として海外輸送できる。
運営事業者の那覇港総合物流センターの宮城茂代表(琉球海運社長)は「貨物量の増大とアジアの中継拠点港の確立を目指していく」と話した。