【ボリビア】移住記念事業 DVDが完成 実行委が解散式


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110周年事業の記録DVDを編集した安谷屋さん(右)と比嘉実行委員長(左)

 沖縄県人ボリビア移住110周年記念祭実行委員会は3月30日、実行委員会の解散式を行った。比嘉徹実行委員長(ボリビア沖縄県人会会長)をはじめ、役員や関係者ら55人が出席した。

 知念良信祭典委員長(前県人会長)、中村侑史オキナワ日本ボリビア協会会長らがあいさつし、記念事業への協力と支援への感謝を伝えた。記念事業の記録DVDの完成も報告され、会食を楽しみながら観賞した。

 DVDは安谷屋滋さん(53)=首里系2世、写真右=が撮影、編集した。

 比嘉氏は「先人の努力は決して無駄ではなかったことを知っていただき、戦前戦後、そして現在へ歴史がつながっていることを確認し合った」「ウチナーンチュのたくましい精神、人と人との心のつながりを大事にする気持ちをお互いに育む第一歩を踏み出すことができた」と語った。

 先駆者たちが110年後を見据えて行動を起こしてくれ「南米の中心ボリビアにオキナワという、世界で唯一故郷の沖縄県と同じ地名を持つ恵まれた環境にいる」と感謝した。

 (安里玉元三奈美通信員)