心染みる歌と三線 琉球音楽祭


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白百合クラブの演奏で宮良長包の「えんどうの花」を歌う(前列左から)佐原一哉さん、下地イサムさん、大城美佐子さん、古謝美佐子さん、新良幸人さん=11日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 宮良長包音楽賞、特別賞の受賞者が共演するコンサート「琉球音楽祭」(主催・琉球新報社、特別協賛・沖縄銀行、オリオンビール)の第2弾「唄でめぐる 本島・先島」が11日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであった。大城美佐子さん、古謝美佐子さんと佐原一哉さん、新良幸人さん、下地イサムさん、白百合クラブの6組がステージに立ち、土の香り漂う歌声と三線の音色が観客の心に染み入った。

 古謝さんは下地さんと渋みのある声でゆったりと「なりやまあやぐ」を歌った。新良さんは白百合クラブと一緒に地元の「白保小唄」をにぎやかに歌った。

 トリを飾った大城さんは三線の速弾きと味のある声で「屋慶名クワディーサー」などを披露し、会場を沸かせた。フィナーレは全員で「えんどうの花」を歌い締めくくった。

 シリーズ第3弾「オキナワンロック&ポップス」は25日午後6時から同ホールで開かれる。HY、きいやま商店、ジョージ紫さん、ディアマンテス、徳山義広さんが出演する。入場料は前売り券4千円、当日券4500円。問い合わせは琉球新報社読者事業局(電話)098(865)5013。