【アメリカ】オオシロさんら表彰 JCLA南加婦人会 日系女性功労で


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女性表彰に選ばれたジョアン・オオシロさん(右から2人目)と森田のりえさん(中央)=5日、米ロサンゼルス

 ダウンタウン日系市民協会(JCLA)と南加日系婦人会は5日、2019年度のウィメン・オブ・ザ・イヤー(女性功労者)表彰授与式をモンテベロ市のクワイエット・キャノンレストランで開催した。日系コミュニティーで顕著な活躍をする5人を表彰した。北米沖縄県人会員からジョアン・オオシロさん、森田のりえさんの2人が受賞した。各界で活躍する日系女性たちの激励のため470人が参加した。

 オオシロさんはハワイ州ホノルル生まれ。カリフォルニア州立大学で英語を専攻し学士号、同大学院で教育学の修士号を取得した。UCLAで指導を受け、大学教員などをへて、ロサンゼルス学校区の「優秀な教師」にも選ばれた。両親も長年、沖縄県人会のメンバーで、県人会の理事として会員部や奨学委員を務めた経験もある。シニア向けコンピュータークラスで教えたこともあり、教育と沖縄文化継承に励んだ。沖縄県人会が推薦した。

 森田さんは広島県出身、國吉信義前沖縄県人会長に誘われ県人会会員となり、沖縄タイムスの通信員として活動するほか、2016年「世界のウチナーンチュ大会」において「ウチナー民間大使」に任命された。ボランティア活動として、トーランス市の教会で絵手紙クラスを主宰。17年に「とんぼ川柳」を立ち上げ、日系パイオニアセンターの推薦だった。

 (当銘貞夫ロサンゼルス通信員)