【ロサンゼルス】「カーネギーでショーを」 服飾デザイナー 山内さん意欲


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
カーネギーホールでのファッションショー開催への意欲を語ったデザイナーの山内光子さん(左)と、旅行社社長の上原民子さん=5月7日、米ロサンゼルス

 株式会社マドンナ代表で服飾デザイナーの山内光子さんは、米ニューヨークのカーネギーホールで開催された琉球古典音楽の人間国宝・照喜名朝一さんの記念公演を鑑賞した後、地中海クルーズの参加などをへて5月7日、ロサンゼルスに到着した。クルーズ船内ではミニファッションショーも開催。「カーネギーホールで沖縄の歴史を鑑みた琉球スタイルのショーをしたい」と、新たなチャレンジに向けて意気込んだ。

 4月18日に照喜名さんの米寿祝い公演を鑑賞した後、20~25日にニューヨークのさまざまな場所を巡り歩いてファッションショーができる場所を探した山内さん。ロサンゼルスの上原民子旅行社社長がリサーチのサポートをした。

 26日からは1週間かけて地中海クルーズに参加。船内では沖縄スタイルのミニファッションショーも開催した。山内さんは「観客に大いに喜ばれた」と説明。さらに、照喜名さんの公演を見たことから「カーネギーホールは見た感じはとても古く見え、規則も厳しく、ファッションショーは別の場所で開催すべきとの意見もあったが、やはり『されどカーネギー』。往年の米国の一流エンターテイナーらを思い出し、沖縄の歴史を鑑み王朝絵巻をふんだんに取り入れ琉球スタイルで、アピールすることができる一流の場所として、ここに決めた」と、2020、21年には実現できるよう情熱を込めて語った。

 (当銘貞夫通信員)