サンタクルス県内の日系人社会の高齢者が集う「第11回高齢者交流会・がんじゅうフェスタ」(オキナワ日本ボリビア協会福祉部主催)がこのほど、第1移住地のオキナワ日本ボリビア協会文化会館で開かれた。オキナワ移住地やサンフアン日本人移住地、サンタクルス市内の3地区のお年寄り83人とサポータースタッフ86人余りが参加し、リズム体操やゲーム、食事を通して笑顔で交流を深めた。
今年の集いは「がんじゅうフェスタ」と銘打って開催。開会式で、オキナワ日本ボリビア協会福祉部の安里ファウスト部長が「ここに集まっていらっしゃる皆さんが、いつまでも健康で楽しく過ごせますようにという願いがテーマにこもっています。足腰を鍛え、お友達とお話などをすることで刺激や元気をもらい、若々しく心豊かに1日を楽しんでください」とあいさつした。
中村侑史オキナワ日本ボリビア協会会長をはじめ、来賓の祝辞もあった。
「肝がなさ節」のリズム体操から始まり、各地区の発表会ではオキナワの参加者が「春の小川」や「てぃんさぐぬ花」の合奏、「ゲートボール音頭」の踊りを披露した。
午後の交流会ゲームでは、3地区の参加者を交ぜて4チームをつくり、洗濯ばさみ取りや輪っかリレーなど、童心に返ってゲームを楽しんでいた。
昼食とおやつは、サポータースタッフによる手作りの沖縄そば、かんぴょうイリチャー、ムーチーなど、ウチナー料理を含め多くの食事が振る舞われ、参加者らはおいしいご飯に満足。各地区からのお土産もあり、喜んでいた。
オキナワ移住地から参加した宮里艶子さん(88)は「いつでも、人が集まる時は楽しい。今日は3地区交流会でみんなと会って顔も見られてもっと楽しかった」と笑みがこぼれていた。
(安里玉元三奈美通信員)