4日午後3時35分ごろ、沖縄県浦添市当山の浦添市立浦西中学校のテニスコートにゴム製の落下物があった。けが人の情報はない。同校保護者の話によると、落下がある直前に米軍のものとみられるヘリコプターが飛んでいたとの情報もある。
浦西中学校は午後8時すぎに稲福政彦教頭が会見を開いた。稲福教頭によると、布状の落下物は長方形で長い辺が20センチ、短い辺が12センチ、厚さは0・5ミリ程度で重さは20グラム。黒くて薄いゴム製で焦げた臭いやオイルの臭いはなかったという。
当時テニスコートにはテニス部員20人がいた。テニス部員が上から落ちてきたところを発見。その際に見上げたらヘリコプターが南の方角に進んでいた。その後、部員が職員室に落下物を持ってきたという。同校は校内放送で全校生徒に屋内に避難するように指示した。
防衛省は、上空をヘリコプターが通過していたとの目撃証言もあったことを受け、関係自治体に情報を提供し、現場へ職員を派遣。現在米軍に照会している。
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