きょうからテスト稼働 セブン沖縄 工場公開


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 コンビニ大手セブン―イレブン・ジャパン(東京都)の子会社セブン―イレブン沖縄(那覇市、久鍋研二社長)は11日、県内で総菜や弁当などを製造する浦添市の食品工場を関係者に公開した。工場は12日からテスト稼働を始める。施設は3階建てで延べ床面積1万6365平方メートル、1日当たり最大で13万8千食を製造できる。

県内で販売する食料品を製造するセブン―イレブンの工場=11日、浦添市牧港

 セブンは1カ月後の7月11日に、那覇市など県内各地で14店舗を同時に開店する。沖縄進出で全47都道府県への出店となる。久鍋社長は「7月11日の開業に向けて商品を供給できる体制が整った」と話した。

 食品工場はセブン向けの食料品を製造する武蔵野(埼玉県)が、沖縄食糧(浦添市)と共同出資で設立した「武蔵野沖縄」が工場を運営する。工場には最新の設備を導入しているほか、配送車両はハイブリッド車など環境負荷の少ない車種をそろえる。

 セブンはうるま市にもデザート工場を建設しており、浦添市の工場と合わせた2カ所で県内全店の総菜やデザートなどをまかなうという。今後は沖縄独自の商品開発も進める。