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平和祈念像原型の復活を 宜野湾市が修復費用をクラウドファンディングで募集

平和祈念像の原型を修復するためのクラウドファンディングを呼び掛ける松川正則宜野湾市長(前列中央)ら=市役所

 【宜野湾】「普天間から平和を」。沖縄県宜野湾市は13日、市普天間のアトリエ(工房)に保存されている平和祈念像の原型を公開するため、インターネットを通じたクラウドファンディングで原型修復費の一部資金を集めると発表した。像は故山田真山画伯が制作し、糸満市の平和祈念堂内に置かれている。


故山田真山画伯が制作した平和祈念像の原型=宜野湾市普天間のアトリエ(市提供)

 沖縄戦を体験し息子2人を亡くした山田画伯は、戦没者の追悼と世界平和を祈念し、18年の歳月をかけ1975年に原型を完成させた。44年が経過し劣化が進んでいるという。修復には約5億円掛かる見込み。クラウドファンディングでは公開予定の2025年までの7年間で年間350万円、計約2500万円集めるのが目標。まずはクラウドファンディングサイト「ふるさとチョイス」で、21日から9月20日までの3カ月間募集する。ふるさと納税で、市外在住者には1万円以上の寄付で返礼品も用意する。

 原型の公開は「普天間飛行場周辺まちづくり事業」の一環で、市の文化財登録も目指す。問い合わせは市企画政策課(電話)098(893)4461。