沖縄弁護士会(赤嶺真也会長)は12日、那覇市の沖縄弁護士会館で会見を開き、全国で多発しているインターネット上の無料求人広告トラブルへの注意を喚起する会長談話を発表した。無料での広告掲載の勧誘に応じたところ、無料期間終了後に有料掲載へ自動更新され、高額な広告料が請求される事例が相次いでいる。県内でも50件を超える相談が弁護士に寄せられているという。
契約の際に自動更新の説明がはっきりとなされないことから、談話では「自動更新条項の存在の有無を確認するほか、契約書や広告会社からの文書などを隅々まで読むなど、十分な注意を心がけてほしい」と呼び掛けている。
沖縄弁護士会の高良祐之弁護士が連絡会結成を全国の弁護士に呼び掛けると、200人を超える弁護士が参加した。150件以上の相談があるという。
沖縄弁護士会は県内で今後も求人需要が多くなることから警戒を強めている。
トラブルの相談は全国共通のひまわりほっとダイヤル(電話)0570(001)240。平日午前10時~正午、午後1~4時に初回30分の無料相談を受け付けている。