沖縄・八重瀬町議会が辺野古移設を促進する意見書を可決


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 【八重瀬】八重瀬町議会(金城秀雄議長)は14日の6月定例会最終本会議で、米軍普天間飛行場の辺野古移設を促進する意見書を賛成多数(賛成9、反対4、退席1、欠席1)で可決した。意見書は(1)普天間飛行場の危険性を除去し宜野湾市民の74年間もの苦労を一日も早く解消する(2)具体的方法として、辺野古への移転・統合を推進する―など3項目を求めている。宛先は首相ら。

 意見書は、宜野湾市民の安全な生活を守る会(平安座唯雄会長)からの同意見書の提出を求める陳情を賛成多数で採択し、提案された。

 八重瀬町議会は同日、全国青年司法書士協議会(半田久之会長)と「新しい提案」実行委員会(安里長従氏ら)がそれぞれ出していた「辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移転について、国民的議論により、民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情」をそれぞれ不採択とした。