沖縄県内のバス運賃が値上げ 那覇市内線は240円、市外線初乗りは170円に 基準賃率の値上げも


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那覇バス

 10月の消費税率引き上げに伴う沖縄本島のバス運賃の改定について、沖縄総合事務局は20日、那覇バスから現行230円の市内線運賃を240円に10円値上げする申請があったことを明らかにした。那覇バスの値上げが認められた場合に、琉球バス交通と沖縄バスの2社も追随する方針だが、東陽バスは230円で据え置く。

 市外線の初乗り運賃については、東陽バスと琉球バス交通が160円から170円への改定を申請した。

 4社とも初乗り運賃に加え、1キロごとの単価に当たる「基準賃率」も引き上げる予定で、距離に応じて消費税率引き上げ分の2%を超えない範囲の金額が運賃に転嫁される見通し。

 離島地域の路線バス会社も値上げを申請しているが、初乗り運賃は宮古島市の2社が140円、石垣市の1社が150円、西表島の1社が130円で据え置き、基準賃率を値上げする。

 総合事務局は現在、バス各社からの申請内容を精査しており、問題がない場合は国土交通省が認可する。