沖縄本島地方に接近した熱帯低気圧は26日朝、県内各地で非常に激しい雨をもたらした。通勤、通学ラッシュにもかち合い県民生活を直撃した。本島中南部を中心に各地で河川の氾濫や土砂崩れ、冠水が多発。6市町村で22世帯27人が避難した。
大雨の影響で、浦添市の県立浦添工業高校では校内の斜面が高さ約20メートル、幅約30メートルにわたって崩落。那覇市若狭のホテル建設現場では足場が約50メートルにわたって崩れた。一部の学校では下校を早めた。交通機関も泊―座間味や運天―伊是名を結ぶフェリーなど37便が欠航した。