社会

住民「ほっと」ジ・“猿”ド サル逃走 目撃者「大きいネコかと」

捕獲される直前、木から地面に飛び降りる「ちひろ」とみられるヤクシマザル=29日午前8時35分、沖縄市の沖縄こどもの国(ジャン松元撮影)

飼育員が伸ばす網から必死に逃れるヤクシマザルの親子=29日午前7時28分、沖縄市の沖縄こどもの国付近

 【沖縄】茂みから姿を現したサルが、素早い動きで民家の庭を駆け抜けた。沖縄こどもの国(沖縄市)から逃げ出したヤクシマザルの捕獲作業が3日目を迎えた29日、逃走劇の舞台は園外に広がった。最後に捕獲された「おはぎ」は、園の南側に広がる雑木林や北中城村立島袋小学校そばの草地を抜け、園から約400メートル離れた民家の敷地内にいた。車庫に逃げ込んだおはぎを園の職員らが取り囲み、網で捕獲した。

 29日の捕獲作業は午前5時半、おなかをすかせたサルたちが戻ってくるよう、サル舎などにえさをまいて始まった。午前7時ごろにサル舎の近くで「せん」と「ちひろ」の親子が見つかり、網で捕獲された。

 北中城村島袋の雑木林では28日からサルの鳴き声が確認されており、29日朝にも確認されたことから、職員たちが雑木林を取り囲んだ。林の中で「さばはる」を捕獲した頃、雑木林からさらに南側の住宅から園に「サルがいる」との電話が入った。職員たちが駆け付けると「おはぎ」が民家の車庫に逃げ込んでいた。

 草刈り作業中におはぎを目撃した大城厳さん(60)=沖縄市、自営業=は「大きいネコかと思ったらサルだった。びっくりした。職員が30人ぐらいで捕まえ、おとなしく連れて行かれた」と話す。その民家で暮らす林靖雄さん(70)は「全てのサルが捕まって安心した。鍵の掛け忘れには注意してほしいが、地元の動物園なので今後も応援したい」と話した。