社会

「50年の苦しみが吹っ飛んだ」 沖縄・宮古南静園でハンセン病家族訴訟の判決報告会

故人に献花し、手を合わせるハンセン病家族訴訟の原告ら=29日、宮古島市平良の国立療養所宮古南静園

 【宮古島】28日に熊本地裁で言い渡されたハンセン病家族訴訟の判決を受け、宮古島市在住の原告とその家族らが29日、市平良の国立療養所宮古南静園の納骨堂で献花し、故人に判決を報告した。代表者が花束をささげ「勝訴したので報告します」と涙声で告げ、原告らは手を合わせた。

 同園ではこの日、弁護団が宮古島在住の原告や家族を対象に、判決の報告会を開いた。兄がハンセン病だったという原告の60代男性は「判決を聞いた時は、約50年の苦しみが吹っ飛んだように感じた」とかみ締めるように語った。差別を受けたことを誰にも言うつもりはなかったが「この裁判を『最後の仕事』と考えて頑張ってきた」とし、「もう2度とこんな差別を繰り返してはいけない。そう願った」と話した。



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