【ペルー】敬老会500人、盛大に 舞踊や料理楽しむ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
車いすで参加した102歳の比屋根キミ子さん(前列中央)と又吉イサベル会長(後列右から3人目)ら

 ペルー沖縄婦人会(又吉イサベル会長)恒例の敬老会が2日、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールで開かれた。前日まで曇り空の冷たい日が続いていたリマ市内は、朝から太陽が顔を出す好天に恵まれ、絶好の敬老会日和となった。会場には約500人のお年寄りが詰め掛けた。

 伊波ロサ幹事長の開会の辞の後、会歌の斉唱やあいさつが続いた。主催者を代表して又吉会長は「今年で創立41年目を迎えた。先人たちが築いてきた相互扶助、融和、社会奉仕という婦人会のモットーを守り、常にご高齢者をいたわる心を持ち続けることを指導してこられた皆さんに、心より感謝申し上げる」と述べた。

 山城ホルヘ沖縄県人会長、石原リーデイア日系婦人会長、福本アベル日系人協会長らの来賓あいさつの後、高齢者を代表して玉城正一さんが婦人会に謝辞を述べた。

 婦人会手作りの沖縄そばとおいしい弁当が全員に配られ、昼食を楽しんだ後は余興でにぎわった。「かぎやで風」の幕開けの後、婦人会演芸部、与那嶺エリカ門下生、傘の会、宮城春子門下生らの舞踊が披露された。最後は和やかな雰囲気の中、カチャーシーを踊り来年の再会を祈念した。

 (赤嶺光弘通信員)