事業者ら「準備万端」 那覇・牧志公設市場 仮設店舗きょう開業


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開店を翌日に控え、鮮魚を入れる水槽の準備に追われる事業者ら=30日、那覇市松尾

 第一牧志公設市場の仮設市場は1日、沖縄県那覇市松尾で開業する。開業を翌日に控えた6月30日、現場では入居する事業者らが急ピッチで開店準備を進めていた。既に作業を済ませた店の関係者は「準備万端。あすが楽しみ」と笑顔を見せた。

 仮設市場は旧市場から北西約100メートルに位置する旧にぎわい広場に立地している。敷地面積は約1970平方メートルで、プレハブ構造の2階建て。鮮魚店や精肉店、土産品店など84店舗が入居する。2階には飲食店が並ぶ。

 県産食材の土産品を取り扱う喜島商店(旧喜島屋)は開店準備に大わらわ。旧市場で祖母が始めた店を引き継ぎ、営業を続けてきた喜島美幸店長(38)は「店名を祖母の時の『喜島商店』に変えて心機一転頑張りたい。新たに県産素材アイスクリームの販売も始める」と意気込んだ。

 準備を終えた新垣鮮魚の新垣百代社長(44)は「新しくなって気持ちいい。店舗も多くなって活気づく。多くの客入りを期待している」と心を躍らせた。

 那覇市は8月ごろに旧市場の解体に着手する。新市場は旧市場と同じ場所で来年3月に着工、2022年4月に開業する予定。