あの日の出来事、忘れないで―。宮森小学校5年の喜友名伶弥(れみ)さん(10)は慰霊祭で、石川・宮森630会主催の平和メッセージ作品展で優良賞(詩部門)を受賞した作品「私の想い」を読み上げた。墜落事故を初めて知った時の衝撃と事故があったことを知ってほしいとの気持ちを詩に込め、「世界に届け 平和な心」と声を響かせた。
喜友名さんは事故を初めて知った時のことを「私の心が何だか『ギュー』ってなった」と表現。糸満市出身で事故のことを知らなかった母親に「いっぱい話した いっぱい教えた」。
詩の最後には平和を願う「私の想い」が世界中に届くことを願い、宮森の事故を「私はわすれない 私はわすれられない」と誓った。
朗読後、喜友名さんは「とても緊張したが、みんなに宮森小で事故があったということを知ってほしいと一生懸命に読んだ」と話した。