沖縄県内の生活保護が過去最多 3月末時点で2万9177世帯


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 沖縄県子ども生活福祉部の大城玲子部長は1日、県内で生活保護を受給している世帯はことし3月末時点で2万9177世帯、3万7686人となり、世帯数と人数が共に過去最多だったと明らかにした。県議会6月定例会一般質問で當間盛夫氏(維新の会)に答えた。

 生活保護を申請すれば利用できる人のうち、実際に利用できている人の割合を示す「捕捉率」については、「申請しない人々の資産状況などを把握することができず、保護の対象となるか分からないため推計は困難」とした。県保護・援護課によると、3月末時点の受給世帯数と受給者数は過去最多だったが、伸び率は低減傾向にあるという。