写真家・東松照明さんのギャラリーが沖縄・那覇市にオープン


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展示されている東松照明さんの作品について語る妻の泰子さん(左)=6日、那覇市牧志

 戦後日本を代表する写真家の一人で2012年12月に亡くなった東松照明さんの作品や写真集が見られるギャラリー「INTERFACE―Shomei Tomatsu Lab.」が7日、那覇市牧志にオープンする。開店を前に6日、内覧会があり、写真関係者らが多く訪れ、東松さんの写真や撮影に使用されたカメラに見入った。

 東松さんの妻でINTERFACE代表の泰子さんは「沖縄の方へ写真集を見せられるライブラリーを作りたいという思いから、ギャラリーを立ち上げた。企画展を開催したり、県外から講師を招いたワークショップを開催したりする予定なので、多くの方に通ってほしい」と、若手写真家の育成に向けて意気込みを語った。

 東松さんは1969年に初めて沖縄を訪れ、72年の復帰を那覇で迎えた。73年、宮古に7カ月滞在し、沖縄を撮影した写真集「太陽の鉛筆」「光る風 沖縄」などがある。

 オープン展覧会の「東松照明写真展―INTERFACE」は8月18日まで。県内外の写真家の写真集が800冊ほど陳列され、自由に見ることができる。毎週月、火曜休み。問い合わせは(電話)098(862)5588。

 (田中芳)