ペルー沖縄県人会館・西銘順治大ホールで6月23日、先の沖縄戦で尊い命を失った人々への追悼式が行われた。式典には、福本アベル日系人協会長、石原リーデイア日系婦人会長、丸井ヘラルド日系人協会・顧問会長、又吉イサベル沖縄婦人会長ら多数が参列した。
追悼式は小波津カリーナ文化部長が司会を務めた。山城アキラ県人会長は追悼の辞を述べ、「父から沖縄は緑豊かでのどかで平和な島だったと聞かされていた。74年前、沖縄にいた叔父たちが戦に駆り出され、帰らぬ人となったと聞いている。二度とあってはならない」と非戦を誓った。
大城慈仙師による仏式での法要が営まれた。厳かな雰囲気の中、読経が始まり、参列者全員が焼香した。
(赤嶺光弘通信員)