【大宜味】大宜味村津波の旧津波小学校の跡地でアカジンミーバイ(スジアラ)を養殖する紅仁(同村・後藤徳彦代表取締役)は6月29日、養殖したアカジンの試食会を開いた。村関係者ら約100人が訪れ、沖縄三大高級魚に数えられる味を堪能した。
紅仁は「高級魚を手軽に食べてもらいたい」との思いから養殖に取り組んでいる。津波小学校跡地に水槽を設置し、アカジン約5千匹を飼育する。
試食会では1キログラムまで育てたアカジン約40匹(約50キログラム)を刺し身や煮付け、汁物にして提供した。刺身に大宜味村特産のシークヮーサーを絞って食べた大宜味村の島袋幸俊副村長は「なかなか口にできない高級魚。歯ごたえがあってうまい」と顔をほころばせた。
姉妹で初めてアカジンを食べたという大湾心晴(みはる)さん(8)、光さん(7)は「赤い魚なのに身が白くてびっくりした。何もつけなくてもおいしい」と声をそろえた。