2016年にフリーダイビングで世界記録を樹立したフリーダイバーの木下紗佑里さん(30)=長崎県出身=が沖縄県内の自宅アパートから転落し、搬送先の病院で亡くなっていたことが16日、関係者への取材で分かった。親族や関係者によると、木下さんは11日早朝、自宅アパートから転落。病院に搬送されたが、15日夕方に死亡が確認された。転落の詳しい原因は分かっていない。
17日に長崎県大村市の斎場で本通夜を、18日には告別式をそれぞれ行う。後日、知人らを招いた「お別れ会」も開く予定という。姉の紗菜栄さんは「今まで応援してもらったたくさんの人たちと思い出を語り合い、お別れする機会にしたい」と話した。
木下さんは沖縄県内を拠点に活動し、16年には世界大会で、足ひれを着けずに潜る「コンスタントノーフィン」で水深72メートルに到達、男女通じて日本人初の世界記録保持者となった。