興南―沖縄尚学が決勝 21日に高校野球沖縄大会 


この記事を書いた人 問山栄恵
西原-沖縄尚学7回を投げ力投した沖縄尚学の比嘉大智(写真左)、興南-美里工業9回を投げきり完投した興南の宮城大弥=20日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇

  高校野球の第101回全国選手権沖縄大会は20日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合を行い、決勝カードが興南―沖縄尚学に決まった。第1シードの興南は3年連続21度目、沖尚は5年ぶり13度目の決勝。夏の甲子園出場を懸けた一戦は21日午後1時から、同球場で行われる。
 
 準決勝で興南は4-2で美里工に勝利。沖縄尚学は8-0で西原に七回コールド勝ちした。
 
  興南は最速149キロの直球を武器とする宮城大弥を中心とした堅守が持ち味。今大会はこれまで無失策。攻撃は1~9番までシャープな振りを徹底して切れ目がなく、犠打も絡めて効率良く得点を重ねる。
 
  沖尚の投手陣は左の仲村渠春悟、右の比嘉大智、永山蒼と厚みがある。これまで課題だった守備も克服している。攻撃は中軸が好調を保っており、1、2番が出塁すれば好機をものにする力がある。【琉球新報電子版】