国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として2年間、ボリビアのコロニア・オキナワにあるヌエバ・エスペランサ学校に沖縄県から派遣されている山里将平さん(29)が6月28日、同校で中間報告を行った。地域や保護者、協力隊員らも参加した。
山里さんは与那原町出身で琉球大卒。教員歴6年。沖縄から地球の反対側で教育活動ができることに魅力を感じ協力隊に応募した。2018年6月から20年3月の期間、同校の小学校教員として派遣され、日本語授業のサポートなどに取り組んでいる。
山里さんは活動目標として(1)学級経営や授業づくりについて教職員同士で共に学び合える仕組みをつくる(2)児童生徒の学習意欲の向上と道徳性を育成する―の2点を挙げ、1年間の活動を振り返った。
残りの期間は、キャリア教育などを通して「子どもたちの自己理解を促し、日系人としてのアイデンティティーを大切にしてもらいたい。日系人としての強みを生かした将来の自分について考える機会をつくっていきたい」と話した。
(安里玉元三奈美通信員)