沖縄県系1世の曽祖父の親戚との対面実現に向け、ニューカレドニアの県系4世エミリー・トセイ・ミヤザトさん(17)が24日、初来沖した。那覇空港で県職員や関係者に出迎えられ、「やっとたどり着いた」と感涙。親族との初対面に期待を寄せている。
エミリーさんは県のホームステイ事業「ウチナージュニアスタディー事業」に参加し、来月7日まで沖縄に滞在する。県系1世の曽祖父・宮里長盛さん(故人)の親戚が糸満市や宜野湾市に住んでおり、25日に訪ねる予定という。
エミリーさんは24日午後3時すぎ、那覇空港に到着。到着ゲートで沖縄ニューカレドニア友好協会の安里國昭会長や県職員らの出迎えを受けた。
故郷から飛行機を乗り継ぎ、「生まれて初めて」という10時間以上のフライトを経て沖縄の土を踏んだエミリーさん。長旅を終え、関係者らと抱擁を交わすと「やっとたどり着いてうれしい。沖縄に着いた瞬間は感動的なひとときだった」と喜びの涙を浮かべた。