全国高文祭が佐賀で開幕 沖縄県勢が華やかパレード 


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
軽快な音楽とダンスで沿道を沸かせた西原高校吹奏楽部と八重山高校郷土芸能部の合同チームによるパレード=27日、佐賀市内

 【佐賀で下地陽南乃】第43回全国高校総合文化祭は27日、佐賀県の佐賀市文化会館で総合開会式を開き、6日間の高校生による芸術文化の祭典が始まった。県内から19部門に35校の344人が出場する。開会式後に市街地でパレードがあり、西原高校吹奏楽部64人と八重山高校郷土芸能部32人による合同チームが華やかに練り歩いた。

 合同チームは「ムイチャー」という八重山の着物を衣装に取り入れ、「てぃんさぐぬ花」などの沖縄民謡とアイドルグループ「嵐」の曲のメドレーを披露した。
 
 西原高吹奏楽部の備瀬夏海部長(3年)は「沿道の人とハイタッチなどでコミュニケーションがとれた。最高の経験になった」と笑顔を輝かせ、八重山高郷土芸能部の稲嶺優海部長(3年)は「いつもとは違うパレードという舞台に挑戦できて楽しかった。沖縄らしさを観客に伝えられたと思う」と喜びを見せた。

 初日は自然科学研究の発表や、囲碁、書道や美術・工芸の作品展が始まった。