西原マーチングが最高賞 弁論は為我井さん優秀賞 高文祭


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
発表前に笑顔で記念撮影をする西原高校吹奏楽部の生徒ら=29日、佐賀県総合体育館

 【佐賀で下地陽南乃】佐賀県で開催中の第43回全国高校総合文化祭3日目は29日、59校が参加したマーチング部門で西原高吹奏楽部が最上位にあたる「講評者特別賞」に輝いた。同校は27日にあったパレードでも八重山高郷土芸能部との合同チームで「グッドパレード賞」を受賞しており、生徒たちは二重の喜びに沸いた。弁論部門では、為我井(ためがい)愛未さん(沖縄尚学3年)が「慣れのこわさ」の演題で発表し優秀賞に輝いた。器楽・管弦楽部門の県合同オーケストラによる発表もあった。

弁論で優秀賞に輝いた沖縄尚学高3年の為我井愛未さん=29日、佐賀県多久市

 西原高吹奏楽部の備瀬夏海さん(3年)は「この賞を目指して練習を頑張ってきたのでとてもうれしい。応援のおかげで最高の力が出せた」と笑顔で話した。パレードで入賞した八重山高郷土芸能部の稲嶺優海部長(3年)は「合同チームで一緒に受賞できて良かった」と話した。

 弁論部門の為我井さんは「自分の思いを観客に伝えられるよう工夫した。その思いが結果につながったと思う」と喜んだ。

 県合同オーケストラで出場した佐喜眞楓倫(かりん)さん(浦添3年)は「貴重な体験になった。今日の演奏に満足している」とほほ笑んだ。

 この日に成績発表があった自然科学部門では、県勢は入賞を逃した。