瑞穂酒造(那覇市)が主催する泡盛と音楽を楽しむイベント「アワモリミズホでカンパイ!」が2日午後、琉球新報1階公開空地で始まった。飲食ブースにはクロワッサン専門店「クイニー」、唐揚げの「から匠」が出店し、集まった人々は多種多様な泡盛と食べ物、アーティストの演奏する音楽で盛り上がった。
アルコール離れも見られる若者や近年の家飲み需要に応えようと、「瑞穂」のコーヒー割りや「首里天」の紅茶割りなどカクテル部門に力を入れ、定番の泡盛の目新しい飲み方を提案している。イベントは3日も午後3~8時で開催する。
開会式で玉那覇美佐子社長は「600年の歴史を持つ沖縄の誇りである泡盛の、より身近な楽しみ方を知ってもらいたい」とあいさつした。県工業連合会の古波津昇会長が乾杯の音頭を取った。
販売コーナーでは直売所限定の商品が並ぶ。新商品の泡盛のクラフトビターズ「CITRUS(シトラス)」は、カクテルに1滴加えるとかんきつ系の苦みある香りが加わり、本格的な味わいに仕上がる。チケットは10枚つづり千円。3枚で1杯泡盛が楽しめる。