読谷色満開 一丸頂点 堅守から攻め一気 別格の強さ見せつけ


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男子準々決勝 日向工業―読谷 1回1死一、二塁、3点本塁打を放つ読谷の與儀飛優=9日、宮崎県のお倉ヶ浜総合公園運動広場(喜屋武研伍撮影)

 【南部九州総体取材班】全国高校総合体育大会「可能性は無限大 南部九州総体2019」は9日、九州各地で行われ、台風の影響により日程が短縮された男子ソフトボールの読谷は準々決勝で日向工(宮崎)を8―1の五回コールドで破り、4校同時優勝で頂点に立った。県勢としては1987年の与勝以来、32年ぶりの栄冠を手にした。

 優勝の懸かったゲームで読谷の好機は初回からいきなり訪れた。1死一、二塁、4番與儀飛優が思い切り振り抜いた打球は、右中間方向に伸びて3点本塁打に。與儀が生還すると、選手たちは一斉に「おっ、おっ、おー」と両手の人さし指を外野方向へ向けるパフォーマンスをそろって披露し、一体となって喜んだ。

 無失策の「粘り強い守備」から、上位から下位までまんべんなく打てる打線につなげた。3回戦、準々決勝といずれもコールド勝ち。全国でも無類の強さを見せつけた。

 エース奥間海人がコースを突く投球で三振を重ね、打たれてもバックが好守備で手堅く守り、五回は併殺で後続を断った。打っては勝負どころを逃さず、8安打で8得点を挙げた。

 試合後、宮平永義監督は目を細めながら「最高の一瞬ですね」と選手たちを見詰めていた。全国で3位に輝いた嘉手納中のメンバーがいて、全国でも有力視されいた。だが「おごりがあった」(宮平監督)と昨年の県総体は準決勝で細かなミスが重なり敗れていた。基礎練習を徹底し、一からチームを鍛え直した。気持ちを切らさず、ここまでひた走ってきた。

 與儀は「もう誰も悔いはない。出し切った」と晴れ晴れしい表情だった。打ち上げの焼き肉店へとそろって向かう様子にチームの仲の良さが表れていた。 (喜屋武研伍)