激闘20頭、2500人沸く 夏の全島闘牛


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シーの一番 中量級全島一決定戦で古堅モータース☆黄龍(右)と源大心の白熱した闘いに見入る観客=11日午後、うるま市石川多目的ドーム(新里圭蔵撮影)

 【うるま】県内最強牛を決める「第10回夏の全島闘牛大会」(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が11日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。2500人(主催者発表)が来場し、えりすぐりの闘牛20頭の激闘に沸いた。

 最大の見どころとなる体重別で争うタイトルマッチのうち、中量級は古堅モータース☆黄龍が1年ぶりに王座に返り咲いた。軽量級は現王者を破った雷神逞真王が初の全島一に輝いた。

 前沖縄中量級全島一の古堅モータース☆黄龍と5連勝無敗の新鋭牛、源大心の対決で注目を集めたシーの一番。右角を使った掛け技を得意とする古堅モータース☆黄龍の攻めを源大心が首持たせで防ぎ、時に攻撃を仕掛けるなど一進一退の攻防が続いたが、最後は力尽きた源大心が敗走し、19分15秒で勝負がついた。

 軽量級は、3度目の防衛を狙う二代目ひめゆりGOGOを雷神逞真王が土俵際に腹取りで押し込み、豪快な勝利を収めた。