第13回高校生ものデザインコンテスト(全国高等学校インテリア科教育研究会)のクラフト部門で、沖縄県立浦添工業高校2年の大城鈴音さんの作品「パズルいす」が最優秀賞に輝いた。7月25日までに審査結果が発表され、8月8日に福岡市内で表彰式が行われた。同校3年の横田雷大さん、石橋葵さんの共同作品「和(なごみ)」も同部門奨励賞を受賞した。
クラフト部門は自由なテーマで縦、横、高さ1・2メートル以内の作品を制作する。大城さんの作品は座面がパズルのピースになっているいすで、つなぎ合わせることができる。横田さんと石橋さんの作品はイタジイと琉球畳を使ったいすで、県産品にこだわった。
最優秀賞の大城さんは「パズルだといっぱいくっつけられるので楽しいかなと思った。コンテストで受賞するのは初めてなのでびっくりした」と受賞を喜び、「将来はインテリアの設計士になりたい」と語った。
高校生ものデザインコンテストは、学習成果を社会や大学などに示すことを目的に開催されており、全国のインテリア科などの生徒が参加する。今回はクラフト部門に45作品、インテリアデザイン部門に218作品のエントリーがあった。