政治

玉城知事が河村市長と面談 日米地位協定の問題点を説明 市長からは「不自由展」でぼやきも

沖縄の米軍基地問題について理解を得ようと、面談した河村たかし名古屋市長(右)に沖縄県産のテーブルセンターを手渡す玉城デニー知事=20日、愛知県名古屋市の同市役所

 愛知県を訪問中の玉城デニー沖縄県知事は20日、名古屋市の河村たかし市長と市役所で面談した。玉城知事は前日夜に沖縄県の米軍基地問題に関する取り組み「トークキャラバン」を名古屋市公会堂で開いたことを報告。米国と各国が結ぶ地位協定について、河村市長に資料を見せながら説明した。
  
 玉城知事は、欧州と違い日本では原則として米軍に国内法を適用していないことや、全国知事会で日米地位協定改定に関する提言が出されていることなどを紹介。河村市長は説明に時折うなずきながら「(欧州では国内法が米軍に)原則適用なわけか」「(日本政府は)何も言えんわけか、結局は」などと語った。
  
 話題が経済振興にも及び、玉城知事から「沖縄にお越しの際は大歓迎、大歓待します」と持ち掛けられると、河村市長が「最近はとんでもないことばかり起こるもんでやけくそでよ。酒飲まなやっとれんでよ、本当に」とぼやく場面も。愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」を巡る問題が念頭にあったようで、玉城知事が「沖縄で泡盛を傾けながら癒やしていただければ」となだめた。
 
 玉城知事は19日の会見で、河村氏との関係について「民主党政権時代に選挙に関する指導を頂いたこともある。地方自治の在り方に対しても頑張っている河村市長なので、沖縄の地方自治についても、指導頂ければと思う」と話していた。【琉球新報電子版】





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