翁長前知事の思い受け継ぐ 豊見城市で「偲ぶ会」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 田吹 遥子
大勢の参列者が訪れた「翁長雄志さんを偲ぶ会」=22日午後5時55分、豊見城市の沖縄空手会館道場(喜瀨守昭撮影)

 昨年8月の在職中に急逝した翁長雄志前知事の一周忌に合わせ「翁長雄志さんを偲ぶ会」(同実行委員会主催)が22日午後、豊見城市の沖縄空手会館で催された。那覇市議や県議、那覇市長を歴任し、県知事として県政の発展に尽力した翁長氏の功績をたたえた。列席者らは黙とうをささげ、冥福を祈った。

 翁長県政を経済界の立場から支えた呉屋守将実行委員長は「『イデオロギーよりアイデンティティー』のスローガンの下、県民の団結を訴えた政治家だった」とあいさつした。玉城デニー知事は「翁長さんの思いを受け継ぎ、全身全霊で県政に取り組むことを誓う」と翁長氏の遺影の前で誓った。

 式典には翁長氏の妻・樹子さんも登壇し「多くの方が集まったことを仏壇に報告したい。本当にありがとうございました」と目に涙を浮かべながら謝意を述べた。【琉球新報電子版】