バスケ津山の夢と挑戦後押し 那覇でイベント 海外リーグへ来月にも出発


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
海外へ行こうと思ったきっかけについて質問する糸数美樹さん(左)に答える津山尚大さん(中央)とMASA MAGICさん=23日夜、那覇市泉崎の琉球新報社1階エントランス

 海外リーグへの挑戦を表明しているプロバスケットボール選手、津山尚大を応援する企画「DREAM CATCH~夢への挑戦~」(琉球新報社主催、沖縄銀行協賛)が23日、那覇市泉崎の琉球新報社で開かれた。津山選手に加え、世界が注目するマジシャンMASA MAGIC(マサマジック)さん、米国への留学経験があるタレント糸数美樹さんの3人が対談し、夢に挑戦することの素晴らしさ、海外経験から得たことなどを語り合った。

 来月にも海外へ渡る津山選手は「まず英語を覚え、積極的にコミュニケーションを取りたい」と現地への順応を優先事項に挙げた。将来の目標を2024年の五輪での日本代表入りに設定し「ポイントガートは試合をコントロールするので、信頼を得て自分のプレースタイルを出したい」とさらなる成長を誓った。

 米国留学時、マジックを通して人脈を築いていったというマサさんは「折り紙や歌とか、みんな一個一個武器を持っている。それをとことんやれば、コミュニケーションの橋渡しになる」と特技に自信を持つことの大切さに言及した。その上で「津山さんはバスケという武器があるので、ガツガツいってほしい」とエールを送った。

 糸数さんも留学経験を踏まえ「帰ってきた時の自分を想像し、自分を厳しい環境に置いて、奮い立たせるように頑張ってほしい」と激励。それに対し、津山選手は「子どもたちに夢を与えられる選手になり、いつかまたキングスに戻ってプレーしたい」と決意を語った。

 ショーではマサさんによるマジックも披露され、約120人が詰め掛けた会場を沸かせた。最後は津山選手を応援する会の糸村昌史さんがクラウドファンディング「YUIMA」による応援資金の募集について紹介し、支援を求めた。