全島エイサーまつり最終日が始まる 大トリは園田青年会


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しなやかな動きとゆったりとしたテンポで会場を魅了する沖縄市池原青年会池原青年会=25日、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場

 【沖縄】第64回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)は25日、最終日の本祭が午後3時から沖縄市のコザ運動公園陸上競技場で始まった。

 最終日は沖縄市内外の14団体が会場に集結した。出演団体は、各地で受け継がれてきた伝統の演舞を多彩に繰り広げた。地域の誇りを太鼓の音と三線の演奏に乗せ、県内外から訪れた来場者と分かち合った。

 幕開けは、最終日初出演の「ぶながやぐゎ」。空手の型を取り入れた子どもたちの快活な演舞に、会場から指笛と拍手が湧いた。沖縄市国際交流協会は多国籍で年代も幅広いメンバーが踊った。山里青年会をルーツとする演舞で心を一つにし、国境を越えた結び付きをエイサーで示した。

 沖縄市池原青年会は3年ぶり6回目の出演。東京中野区新風(あらかじ)エイサー、嘉手納町千原エイサー保存会、うるま市平敷屋青年会(西)も出演し、終盤は沖縄市の山里、糸満市大里の両青年会が会場を盛り上げる。大トリは沖縄市園田青年会が務める。【琉球新報電子版】