東京オリンピックに向けて「五輪音頭」 現代新舞踊寿々波流沖縄支部1周年で


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「東京五輪音頭―2020―」の踊り方を習う参加者=浦添市仲間、浦添市社会福祉センター

 【浦添】現代新舞踊の寿々波流沖縄支部・錦扇(あやせん)会(寿々波錦扇会主)はこのほど、沖縄県浦添市社会福祉センター3階ホールで、創立1周年記念公開舞踊講習会を開いた。流派や踊りの経験を問わずに参加でき、参加者は和やかな雰囲気の中で踊りを楽しんでいた。

 寿々波流は、東京に本部を置き、県内では錦扇会が昨年初めて沖縄支部を発足させた。講師には寿々波流家元の寿々波栄子さんを東京から招いた。

 講習会では、寿々波栄子さんが東京の風を感じてほしいと、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式の「東京五輪音頭―2020―」を選曲した。3種類の踊り方がある中、「ゆうゆう踊ろう」を習った。

 振り付けは、両手で二〇二〇の漢数字を書いたり、五輪を表現したりして手話も盛り込まれ、曲の最後にハッピー(幸福)&ピース(平和)をピースサインで表現する。参加者は軽快な音楽に息を合わせて踊っていた。

 家元の寿々波栄子さんは「踊りの楽しさを皆さんと共有できた」と話し、1周年を祝った。
 (中川廣江通信員)