26日に読谷村陸上競技場で開催された7人制ラグビーのニュージーランド男子代表「オールブラックス・セブンズ」と同女子代表「ブラックファーンズ・セブンズ」の選手らによるラグビークリニックには、児童、生徒ら80人が参加し、両チームの選手から指導を受けた。
ニュージーランドは世界屈指のラグビー強豪国。7人制の2018―19ワールドシリーズの世界ランキングは女子が1位、男子が3位だった。
同国ラグビー連盟が来年の東京五輪の事前合宿を読谷村で実施することを決めており、選手団は27日に村内で開催される締結式を前に視察を兼ねて来沖した。
ラグビーの世界統括団体が選ぶ7人制の年間最優秀選手賞を受賞したことのあるティム・ミケルソンや女子チームのキャプテン、サラ・ヒリニなど選手6人と監督らがクリニックに参加した。
高校生や小学生らは、パスやタックルのほか、サイドステップなど選手や監督から指導を受けた。生徒たちは身ぶり手ぶりで積極的にトップ選手との意思疎通を図り、技術を盗もうと汗を流した。
名護高ラグビー部3年の宮城基は「世界で活躍する選手から指導を受けられ、大きな経験になった。高校最後の年なので、一戦一戦、一生懸命取り組もうと励まされた」と話した。