【石垣・竹富】琉球銀行は27日、石垣市と竹富町でキャッシュレス決済環境を整備するため、市や町などとキャッシュレス推進連携協定を締結した。締結は与那国町に続くもので、自治体と共に八重山のキャッシュレスアイランド化を進める。
琉銀は石垣市と市商工会、市観光交流協会の3者、竹富町と町商工会の2者とそれぞれ協定を締結。キャッシュレス化により、観光客・地域住民の利便性向上や、事業者の商機逸失の回避、現金取り扱いコストの軽減などを図る。
商工会と観光交流協会は代表加盟店として、加盟店開拓と窓口業務を行う。各団体が紹介した加盟店の手数料は、琉銀が一部を各団体に永続的に還元する。市と町はキャッシュレス化を全面支援する。
27日に市役所で開かれた会見で琉銀の松原知之専務は「キャッシュレス決済ができるとできないとでは、購買が倍変わることもある。力を合わせて頑張りたい」と述べた。
経済産業省が実施する「キャッシュレス・消費者還元事業」期間内の申し込みなら、専用決済端末は琉銀が加盟店に無償で提供する。代表加盟店の各団体はすでに加盟店開拓業務を始めており、経産省の還元事業が始まる10月1日以降にサービスは始動する。