世界的写真家 レスリー・キーが写す「その人らしさ」 LGBTカミングアウトフォト「OUT IN JAPAN」 沖縄で初撮影


この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
LGBTカミングアウト・フォト・プロジェクト「OUT IN JAPAN」の撮影風景=31日午後、那覇市ホテルパームロイヤルNAHA

 LGBTなど性的少数者やすべての人が生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄2019」が9月1日に那覇市内で開催されることに合わせて、LGBTカミングアウト・フォト・プロジェクト「OUT IN JAPAN」の撮影会が31日午後8時まで、那覇市牧志のホテルパームロイヤルNAHA国際通りで開かれている。撮影会の開催は県内初。

 撮影会ではシンガポール出身の写真家で、国内外で活躍するレスリー・キーさん(48)が撮影した。キーさんは「その人のアイデンティティーを躍動感ある永遠の一枚にしたい」と来場者の個性が光る一枚を切り取った。

来場者と写真を確認するレスリー・キーさん(右)

 インターネットで見て訪れたという接客業の太田幸志さん(34)=浦添市=は「FTMで生まれて良かったと思えることをしたかった。緊張したけどいい写真だった」と喜んだ。

 ピンクドット沖縄2019は9月1日午前11時~午後5時、那覇市泉崎の琉球新報社エントランス広場で開かれる。【琉球新報電子版】