【宜野湾】複数ブランドのQRコードを一つのタブレット端末でキャッシュレス決済できるサービスを提供するニッポンプラットフォーム沖縄支店(中城村、宮國恵作支店長)は9日、宜野湾市観光振興協会など5団体と、同決済の普及を目指す包括連携協定を市役所で締結した。同社が県内団体と協定を締結するのは初めて。
2016年設立のニッポンプラットフォームは現在、「d払い」など国内四つ、「WeChatペイ」など海外七つの決済が利用できる。無料で貸し出す端末の全国普及は8万台に上り、外国人観光客の増加が見込まれる沖縄では年内に3千台を目指す。
締結したのはほかに市社交飲食業協会、市飲食業組合、NPO法人沖縄コンベンションシティ会、COCOふてぃーま商店街で、各団体の会員企業に希望を募り端末を置く。決済手数料は1年間無料。
宮國支店長は「地域活性化につながるよう尽力する」と述べた。市観光振興協会の高里健作会長は「キャッシュレス決済で買い物や食事を楽しんでほしい」と語った。