世界レベルのアーティストを生み出し、沖縄を日本一のエンターテインメントの島にするプロジェクト「次世代スター発掘・ワールドプロジェクト」が15日から始まる。
沖縄アクターズスクール(マキノ正幸代表取締役)と東京の大手芸能事務所ライジングプロ・ホールディングス(平哲夫代表取締役)による取り組みで、琉球新報社が共催、読谷村と同村教育委員会が特別後援する。マキノ代表は「合格者は100%メジャーデビューさせる。県民や地域の応援を力に、世界で活躍するアーティストにする」と瞳を輝かす。
マキノ代表と平代表は1990年代、スーパーモンキーズ、SPEED、MAX、DA PUMP、Folderをヒットさせ沖縄ブームを起こした。世界レベルのアーティストを生み出すために、県民や企業の協力を広く呼び掛ける。
マキノ代表は2000年代初め、教育事業に進出するなどして、スクールを継続しつつも芸能界と距離を置いた。13年にスクールを宜野湾市から北谷町に移してからは私財を投じて、アーティストを育成してきた。そのときに育てた三浦桔梗(ききょう)さんが現在、平代表プロデュースの下、デビューを予定している。平代表は「才能に合い、お客さまに喜んでもらえる曲を必ずプロデュースする」と話した。
応募は他薦で受け付ける。1次の書類審査通過後、2次審査はマキノ代表が行う。合格者はレッスン期間を経てデビューの水準に達したとマキノ代表が判断した後、ライジングプロと契約する。レッスン代など合格者の負担はない。