社会

移植サンゴが死滅や縮小 辺野古の新基地建設 希少3群体に影響か

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に関し、沖縄防衛局は9日、環境監視等委員会(委員長・中村由行横浜国立大大学院教授)を那覇市のネストホテル那覇で開いた。会議では2018年度の事後調査報告書や、移植したサンゴの生育状況について委員から意見を聞いた。18年7~8月に移植したオキナワハマサンゴ9群体のうち、3群体が死んだり、生存部が縮小したりしたことを明らかにした。

 オキナワハマサンゴは埋め立て予定区域で見つかった環境省の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)掲載の絶滅危惧2類。調査結果によると、移植から約1年が経過したモニタリング調査で、1群体は生存部が縮小、1群体は死んだことが確認された。1群体は台風などの波にさらわれるなどの要因で消失したとしている。残りの6群体のうち、4群体は「移植前からの良好な状態を維持または大きく改善」、2群体は「大きな変化はなしまたはやや改善」とした。

 会議では同局が9月中に県に提出する「2018年度事後調査等報告書」について意見交換もあった。委員からはウミガメの調査結果について「全国的な傾向と比較してまとめた方がいい」などと注文がついた。